2014年04月30日

旅する円坐~福島で、きくみるたべる5日間



「旅する円坐 ~福島で、きくみるたべる5日間~」の初日と2日目に参加してきました。
https://www.facebook.com/events/280073852151507/
 円座、とても贅沢な時間でした。写真は、怪しいおじさんの橋本久仁彦さんとのツーショットです。

 以下、facebook のイベントの書き込みです。
 
 みなさまへ
 ゴールデンウィークの4月28日(月)から5月2日(土)の4泊5日、「旅する円坐 ~福島で、きくみるたべる5日間~」を開催することにいたしました。

 震災・原発事故から3年を経た福島で、「きく」「みる」「たべる」ことを通した、味わい深い5日間を共に過ごしましょう。

※本企画は、主催者の鎌田千瑛美・小笠原隼人・橋本久仁彦・語り部の知人のみの招待制となっております。

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「旅する円坐~福島で、きくみるたべる5日間~」のご案内

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【1】旅の概要
【2】主催者 鎌田千瑛美より
【3】主催者 小笠原隼人より
【4】円坐守人 橋本久仁彦より
【5】円坐語り部 ご紹介
【6】円坐(非構成エンカウンター・グループ)とは?
【7】富岡町の視察についての注意事項

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【1】旅の概要

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■ツアー名称
旅する円坐 ~福島で、きくみるたべる5日間~

■日にち
2014年4月28日(月)~ 2014年5月2日(金)
集合:JRいわき駅前に13時
解散:JR郡山駅前に16時 ※遠方の方は早退も可能です

■参加費用(県外の方)
120,000円

・参加費に含まれるもの
宿泊費(4泊分)、食費(朝食4回、昼食4回、夕食4回)、現地での移動費用、現地でのワーク費用
・参加費に含まれないもの
集合場所への交通費、解散場所からの交通費

■参加費用(福島県内に住民票をお持ちの方)
各日2,000円(昼食費などは別途)

■申込締切
4月20日(日)
※お問い合わせ多数につき、申込締切を延長しました。

■募集人数
県外参加者10名(最小催行人数6名)
※本ツアーは催行が決定いたしました。
※福島県内の方は1日単位での参加が可能です。県外参加の方で、どうしても全日程の参加が難しい方がいれば、ご相談ください。

■ツアー内容(予定)
・毎日の円坐(1日4~5時間程度)
・原発避難区域「富岡町」視察バスツアー
・天栄米農作業体験


※円坐以外の内容は、当日の天候等によって、変更する可能性がございます。予めご了承ください。

■参加申込み
参加を希望される方は、
・氏名
・年齢、性別(宿泊部屋の割振りのため)
・お住まいの都道府県名
・携帯電話番号
・参加動機(簡単なもので構いません)
をご記入の上、下記メールアドレスまでご連絡下さい。

「旅する円坐~福島で、きくみるたべる5日間~」事務局
enza.fukushima@gmail.com(担当:小笠原)

※ツアー詳細は、応募者に追ってご連絡いたします。
 不明点等のお問い合わせもお気軽にどうぞ。


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【2】主催者 鎌田千瑛美より

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 私の故郷ふくしまは、3.11のあの出来事を境に、「FUKUSHIMA」と呼ばれるようになりました。

 何もない田舎が嫌いで、大学進学とともに、故郷を捨てるかのごとく都会に飛び出した私にとって、それは、生まれ育った場所を大事にしてこなかったツケが回ったのだと思いました。

 それと同時に、世の中の問題に対して、気づいていたのに見てみぬふりをしてきたこと、興味がなく知ろうとすらしなかったことがたくさんあったことに、否応なしに気づかされました。

 「なくなった大切なひとや場所や想い出を、二度と失わないように」

 私にとって、たくさんの仲間探しの長い、長い旅が始まりました。震災後、ふくしまに戻って、たくさんのお友達づくりをしながら、たくさんの声を耳にしました。
 ここで住むこと、避難すること。福島県産の食べ物を食べること、食べないこと。
 放射能を気にし続けて暮らすこと、気にしないように暮らすこと。当たり前の日常のなかに、私たちは絶えず問われました。
 1人1人の選択は違うこと。
 そして、その選択は、自らが選ぶことで、絶対の正解はないことを知りました。 
 その度に、私自身も憤りを感じ苦しくなることがあったり、世の中の不条理に遣る瀬なさを感じたりすることもありました。
 一方で、福島県内各地で現実に向き合い立ち上がった1人1人との出逢いから、それぞれの大切な想いに触れられる繋がりをたくさん頂いたことで、励まされたり、喜びあえたり、分かち合うことで、心からの幸せを噛み締めることが出来ました。
 出来ることから、向き合って、繋がって、1人1人が一歩踏み出せる社会にしたい。
 そのために大事なことは、「聴く」こと、と、「話す」こと、だと思いました。 そんな中で、出逢ったのが橋本久仁彦さん。
 彼の場に触れ、私のなかに1つの問いが生まれました。
 私はこれまで、大切な人の声や想いに、本当に耳を傾け、「聴けて」いたのだろうか?と。
 生きていくかぎり、これから先も、聴いて、話すということが繰り返し必要とされるなかで、もっと私も出来ることが、たくさんあるのでは、と感じました。
 今回お声がけしたゲストの皆さんは、お1人1人がいまと向き合い、これからを見つめて、必死に生きている、とてもステキな方ばかりです。
 1人でも多くの人にその想いに、聴いて、触れて、感じてほしい。
 そして、互いの想いに耳を傾け、お話し合いたい。
 そんな想いで、集う皆さんとお会いできるご縁を、聴き、話す、そのひとときを、心から楽しみにしています。

鎌田 千瑛美

ーpeach heart 共同代表
http://peach-heart.jimdo.com/

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【3】主催者 小笠原隼人より

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 私が初めて橋本久仁彦さんと出会ったのは、2012年7月16日。福島県天栄村にて行われた「きくみるはなす 天栄村縁坐舞台」を観に行った時でした。
 その日の出来事は、橋本さんのホームページ(http://enzabutai.com/intrvw/intr_fukushima.html)に詳しいので、そちらをぜひご覧いただきたいのですが、その時、私の中で起こったのは、「すごいものを見てしまった・・・」という言葉にしがたい驚き、感動でした。
 土地の人間が語る。外から来た人間が聴く(そして舞う)。ただそれだけの行為の、何がそんなに感動を呼ぶのか。
 そのすごさの秘密をもっと知りたいと思い、その後すぐに、長野県安曇野市で開かれた7泊8日の橋本さんによる円坐(非構成エンカウンターグループ)に参加しました。
 長野の円坐では、15人が円になって坐りながら、多くの時間を沈黙しながら過ごしました。
 目の前に話し相手がいるというのに、時に数十分も時間をかけて、じっくりそれぞれが自分の内側から湧き上がる言葉と自問自答していました。
 最初は、黙っていることに違和感や焦りを感じましたが、だんだんと沈黙に慣れてくると、「普段の自分は、別に言わなくても良いこと、本当に言いたいことではないことを、たくさんしゃべっているな・・・」と思えてきました。
 そして、フワフワしていた自分の重心が下へ下へ下がっていく感覚がありました。
 そうやって円坐をしながら、個々人の中でじっくりと醸成された言葉がフッと場に出された時、その言葉には普段の会話では感じることのない「重み」があり、「味わい」がありました。
 「良い」でも「悪い」でもなく、「正しい」でも「間違っている」でもなく、その人自身の魂がその言葉には込められていて、それを互いに聴き合いながら、味わうことができる。
 この円坐というのは、なんて贅沢なものなのだと思いました。
 天栄村での「きくみるはなす縁坐舞台」を観た時に感じた、他所の人が土地の人の言葉を真剣に聴く時に生まれる味わい。
 そして長野県安曇野での「円坐」に参加をして感じた、互いにじっくりと醸成した言葉を聴き合うことで生まれる味わい。
 それらを自分なりに咀嚼して企画したのが、この度の「旅する円坐~福島で、きくみるたべる5日間~」です。
 震災と原発事故を経験した福島では、多くの場面でこれまでの社会の常識が通じなくなりました。
 住む場所、働き方、食べるもの、どれをとっても「これなら安心だよ、大丈夫だよ」という絶対の正解は誰も与えてくれません。
 でも、そんな福島だからこそかもしれませんが、自分の道を真剣に生きている魅力的な人々がたくさんいます。
 福島各地の魅力的な人々を訪ね、語り部として話をしてもらった後に、円坐を組んで互いの言葉を「きく」。
 津波被害のあった海岸、原発避難区域、放射能被害にあった田畑など、福島の実際の姿を「みる」。福島の美味しいものを「たべる」。
 非常に味わい深い、贅沢な5日間になることと思います。
 皆様のご来福を、心よりお待ち申し上げております。

小笠原隼人

ーふくしま人図鑑 編集長
http://fukushima-jin.net/
https://www.facebook.com/hayato.ogasawara

ーチャイルドラインこおりやま 事務局長
http://cl-koriyama.org/


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【4】円坐守人 橋本久仁彦より

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 表記ツアーを企画してくださった小笠原隼人さんとの出会いは、2012年の「きくみるはなすフクシマ天栄村縁坐舞台」のときでした。
 天栄村を見下ろす緑豊かな山の上に、公演会場となった「ふるさと文化伝承館」があります。
 ふらっと訪ねてくれた小笠原さんは、端の方に坐って、真剣に舞台を見つめておられました。
 天栄村では特にゆっくり話す間もなく別れたのですが、その後、小笠原さんのご挨拶文にもありますように、長野県の穂高で開催した円坐(非構成エンカウンターグループ)に来てくださいました。
 7泊8日の間、14名の 「人」 がじっくり坐り、なるにまかせる時間の中で、彼の人と「なり」は、僕の胸に、あるいは参加された仲間たちの心に忘れ難い印象を刻んだのでした。
 彼の仕事は、子供たちの悩みや声を聞き届けることを目的として設立された団体の運営です。
 福島で活躍する彼やその仲間たちに呼んでいただいて、「聞くこと」についての研鑽を何度か重ねました。
 目を閉じれば、その折に出会った、「人の言葉を聞く」という営みに、真摯に向き合う福島の方々の、素直な、そして意思の強いまなざしが思い出されます。
 そして前回の研修の帰り、天栄村の吉成課長とも久しぶりに再会した須賀川での懇親会の席上で、この旅する円坐をやってみたいというお気持ちをお聞きしたのでした。
 大切な方々との出逢いが織り成す、人の、出来事の、ながれ。
 広い世界の中で、なぜこの方々に出逢ったのか、それは永遠の、幸せな、謎です。
 この謎を謎のままとして、織り成す、ながれ、に、身を任せて往くこと。
 「なりゆき」に任せて自ずから成り往くこと。
 これはどこまでも僕ひとりだけの道往きであるはずなのに、こころには、懐かしい面影が、たくさん。
 これが、かつて母が救急車で運ばれた病院で口にした「思い出があるから大丈夫」ということばの意味なのかな、と思います。
 小笠原さんたちが望んでくださったこの旅する円坐~福島で、きくみるたべる5日間~に、僕が必ず参上させていただく由縁です。

旅する円坐、道連れのひとり。
はしもとくにひこ(Sw.Deva Premi)

http://enzabutai.com/

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【5】円坐語り部ご紹介とツアー行程案

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■4月28日(月)の語り部
・松本丈さん
ー株式会社夜明け市場 取締役
ーNPO法人TATAKIAGE Japan 共同理事長
http://fukushima-jin.net/interview/matsumototakeshi/

・里見喜生さん
ーいわき湯本温泉古滝屋 若だんな
http://wakadanna.livedoor.biz/

■4月28日(月)の行程 
13:00 いわき駅前のTATAKIAGE JAPAN集合(昼食は済ませてくる)
13:00〜18:00 円坐その1@TATAKIAGE JAPAN
18:00〜20:00 夜明け市場にて夕食
20:00〜21:00 古滝屋に移動
21:00〜 自由時間⇛就寝

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■4月29日(火)の語り部
・藤田大さん
ー富岡町視察ツアー語り部
http://www.asahi.com/articles/TKY201310300121.html

■4月29日(火)の行程
07:30〜08:30 起床、朝食
08:30〜13:00 富岡町視察ツアー⇛昼食
13:00〜18:00 円坐その2@古滝屋
19:00〜20:00 夕食@古滝屋
20:00〜 自由時間⇛就寝

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■4月30日(水)の語り部
・渡辺仁子さん
ー蓮笑庵くらしの学校 代表
http://michinokushigoto.jp/archives/4936

■4月30日(水)の行程
8:00〜9:00 起床、朝食
9:00〜10:30 田村市の蓮笑庵に移動
10:30〜12:30 円坐その3@蓮笑庵
12:30〜14:00 ランチ@蓮笑庵
14:00〜16:30 円坐その3の続き@蓮笑庵
16:30〜18:00 天栄村に移動
18:00〜19:00 お風呂
19:00〜21:00 天栄村でBBQ
21:00〜 就寝

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■5月1日(木)の語り部
・吉成邦市さん
ー天栄村産業振興課長
ー天栄米栽培研究会 事務局
http://www.fenceworks.jp/tenei/teneimura2014.html

■5月1日(木)の行程
8:00〜9:00 起床、朝食
9:00〜12:00 農作業
12:00〜13:00 昼食
13:00〜18:00 円坐その4@天栄村
18:00〜21:00 宿に移動してご飯と語らい
21:00〜 就寝

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■5月2日(金)の語り部
・鈴木綾さん
ーNPO法人ビーンズふくしま 副理事長
https://www.youtube.com/watch?v=BD2wmAeOCjc

■5月2日(金)の行程
8:00〜9:00 起床、朝食
9;00〜10:00 郡山市のSNCぴーなっつに移動
10:00〜12:30 円坐その5@SNCぴーなっつ
12:30〜13:30 ランチ@SNCぴーなっつ
13:30〜16:00 円坐その5の続き@SNCぴーなっつ
16:00 解散@郡山駅

※ツアー行程は、直前で変更になる可能性もございます。予めご了承ください。

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【6】円坐(非構成エンカウンター・グループ)とは?

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 非構成的エンカウンターグループとは、ある一定の時間、数名の参加者とファシリテーターが円座になって過ごすワークショップです。
 どのように過ごすかは参加者の自由です。(その場で眠ってもかまいません)
 元々は、アメリカの臨床心理学者、カール・ロジャーズが開発した心理療法ですが、現在は心理療法以外の場でも行われています。
 そして、円坐とは、非構成的エンカウンターグループを、より日本人の存在感を基盤とした形に発展させたものです。
 円になって坐った参加者(坐衆)と、ファシリテーター(円坐守人)と呼ばれる役割を担う人が一人います。
 思いのまま、気の向くままに自分自身を語り、あるいは語らず、グループの動き(振る舞い)は予測できない展開を見せます。ファシリテーターは終始参加者の言葉を傾聴し、一人の人間として物・事・人に向かい合います。
 やがて場から「傾聴する」という力みが消え、人生の背景までも包み言祝ぐような、滋味あふれる相聞空間があらわれてきます。
 ある望ましい結果を目指すグループ構造を作りませんので人工的ではない人間同士の出会いや、自分自身の予期せぬ「深み」への参入、場所や環境との未知の感応などが起こります。
 「旅する円坐」では、毎日、場所を変えながら4〜5時間程度の円坐を行います。円坐の始まりには、それぞれの土地の語り部から言葉をいただき、それぞれがその時に感じることを語り、あるいは語らず、深い対話の時間を過ごします。

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【7】富岡町の視察についての注意事項

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 現在富岡町は警戒区域が緩和され1日5時間まで滞在が可能となっています。空間線量は低いところで1時間当たり1.2マイクロシーベルトから高いところで4マイクロシーベルトくらいです。
 以前に行われた同じ行程のツアーでは、2時間弱富岡町内に滞在し、積算線量が2マイクロシーベルトを計測しました。今回のツアーでも、同程度の値を示すと思われます。
 積算線量2マイクロシーベルトというのは、普通のレントゲンでの被曝を約4マイクロシーベルトと計算すると、その約半分の値です。行程中、タイベックスーツ(防護服)やシューズマフラーは装着いたしますが、参加ご希望の方は以上を踏まえたうえでお申込みください。  


Posted by 飯野健二 at 04:18Comments(0)鎌田千瑛美