2018年06月26日

人とアイデアを最速で繋げる「ノールックパス」

人とアイデアを最速で繋げる「ノールックパス」


 【備忘用】
 カマコン( http://kamacon.com/ https://www.facebook.com/kamacon/ )の柳澤大輔さん( https://www.facebook.com/daisuke.yanasawa )の面白法人カヤック( https://www.kayac.com/ https://www.facebook.com/KayacJapan/ )で働いている渡辺裕子さん( https://www.facebook.com/yuko.watanabe.902 )からです。
 人とアイデアを最速で繋げる「ノールックパス」、いいですね。

 尾原 和啓さん( https://www.facebook.com/kazuhiro.obara )の投稿です。

 https://www.facebook.com/kazuhiro.obara/posts/10156413875034634

 信頼社会の内側に入った人だけには 次々と縁や案件がつながっていく確変モードが 私の周辺ではたくさん起こっています。
こういったとことがなぜおこるのか? 考察してみました。
 昔のいい方なら 翼くんと岬くん
 今ならアオアシですね

 https://forbesjapan.com/articles/detail/21185/1/1/1?s=ns

 人とアイデアを最速で繋げる「ノールックパス」

 グーグルが世界一の企業なのは、お互いを疑うコストをかけないことでビジネスを加速させているから、という側面があることを前回お話ししました。ビジネスシーンにおいて、同じ価値観やルールを共有している間柄では、お互いを信頼し合うことから仕事を始めていくことを、僕は「ハイパー性善説」と呼んでいます。
 そう言われても「出世競争の中ではみんな敵だから、自分だけ周りを信じていたらバカをみる」という方もいるかもしれません。それはつまり、そういうゲームのルールの中にいるということです。確かにハイパー性善説は、前提として「何かを一緒に実現させよう」「お互いを高め合おう」という共通目的や共通のWhyがある世界だからこそ、成り立つ法則なのだと思います。
 僕がいる世界は後者です。そして、そんな僕の周りでは、すでにこのハイパー性善説がどんどん進化していっています。僕らは「お互いに自律し合い、高め合って、それぞれが最高のアイデアを形にしたいね」という暗黙の了解のもと、例えばエンジニアや編集者、ファッションデザイナーなど、様々な業種の人が混ざり合い、新たなビジネスアイデアを作り上げています。
 同じようなビジョンを描いているもの同士は、たとえ業界が違ったとしても、ひとたび信頼し合うと、ものすごい効果を発揮するのです。

 信頼関係の進化系「ノールックパス
 例えば僕が、ファッションデザイナーの友達に「きっとこの人と化学反応おこるな」と思う友人を紹介するとします。このとき、通常なら「その人はどんな会社のどんな人ですか? 性格は?」などと聞きたくなるものですが、彼女はいちいち相手の詳細を聞いてきません。
 それどころか、「尾原さんの紹介ならノールックです」と言ってくれます。当然、紹介もスムーズで、僕はフェイスブックのメッセンジャーグループを作り、両者を繋げるだけです。すると後日、「またアイデアが生まれました!」と連絡がきます。
 人を紹介するときも、両者のことを事細かに説明したり、日程を設定したりするなどのコストをかけるのは大変です。しかし信頼しあっている同士ならば、SNSで引き合わせれば、あとは勝手に化学反応を起こしてくれるのです。スピード命の変化の時代においては、これくらいの速さで人と人が繋がり、アイデアが形になるのが理想的です。
 それに、信頼しあえる仲間同士のスピーディーなコミュニケーションは非常に気持ちのいいものです。これは、サッカーのパスに似ています。パスを出すときに声がけや視線で逐一確認し合っていたら、あっという間に敵にボールを取られます。しかし、漫画「キャプテン翼」の翼と岬くんコンビのように、ノールックパスができれば、鮮やかなシュートを決めることができます。

 メルカリユーザーのノールックパスの輪
 例えばメルカリでは、一部のユーザーの間で「洋服を買うならこの人のアカウントから買う」という風に、毎回同じ販売者から購入するケースが増えているそうです。
 そもそも洋服とECサイトは相性があまりよくなく、サイズ感の違いなどで購入に踏み切りにくいものなのですが、メルカリで一度取引をして、「この人の出品している洋服はどれも好き、サイズもピッタリだし、梱包も丁寧」と信頼されると、次からも同じ販売者から購入するようになるのです。
 すると、販売者も新しく洋服を選ぶときに「あのユーザーさんがメルカリで買ってくれるし」と想定して購入する、ということが起きてきます。購入する側もまた、「私の次はあのユーザーさんが買うだろうな」と気軽に購入します。まるでシェアするような感覚で、10人くらいのユーザー同士で、一つの洋服がぐるぐる回っているそうなのです。
 きちんとした信頼関係が築けてくると、購入することへの不安がなくなります。それに販売者も、購入してくれた人とのコミュニケーションが簡略化されていくのでコストがかからず、まるでノールックパスのように、洋服を販売し、購入し、またメルカリで販売する、というような、自分のセンスを素早く低コストで分かち合えるコミュニティができるのです。
 信頼しあえる関係では、何をしても低コストです。ビジネスシーンでノールックパスの速さに慣れてくると、自分の周りでどんどん化学反応が増え、相乗効果が増し、気がつくと大勢の人を巻き込んでいきます。この状態のことを、僕らの間では「確変モード」と呼び合っています。
 パスが回れば回るほど、その人の個性がどんどん際立ち、「次はこんな人に会ってみて」「こないだこんな人と知り合ったんだよ」と楽しい話がどんどんやってきます。相手を信頼することによって、実は自分の可能性が広がっていくのです。

 連載 : 働き方革命最前線──ポストAI時代のワークスタイル
 過去記事はこちら>>
 https://forbesjapan.com/author/detail/833



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Posted by 飯野健二 at 18:20│Comments(0)最先端情報
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