2018年11月19日

12/15(土)、 大学間連携災害ボランティアシンポジウム「災害の時代と大学、そしてボランティア」

12/15(土)、 大学間連携災害ボランティアシンポジウム「災害の時代と大学、そしてボランティア」
12/15(土)、 大学間連携災害ボランティアシンポジウム「災害の時代と大学、そしてボランティア」

 12/15(土)、 大学間連携災害ボランティアシンポジウム「災害の時代と大学、そしてボランティア」

 http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/volunteer/?p=25923&fbclid=IwAR3vzTG586ntuyz5sIv3HEK9XyW27pfXgZ_hXNI-7CZnIInpEixg7vFFr1U

 以下、HPからです。

 日時:平成30年12月15日(土)10時50分~16時30分(終了予定)
 場所:東北学院大学土樋キャンパス ホーイ記念館ホール(地階)
 共催:東北学院大学災害ボランティアステーション
 復興大学災害ボランティアステーション
 大学間連携災害ボランティアネットワーク
 備考:申込不要・入場無料

 開催趣旨:
 東日本大震災の発災年から毎年冬期にかけて本学で開催している、学生ボランティアを考える機会としての大学間連携災害ボランティアシンポジウム。今年も日本列島を襲った幾多の自然災害。甚大な被害を受けた被災地には、発災直後より数多くのボランティアが全国各地から駆けつけ、復興に向けた懸命な支援活動が行われています。深く傷ついた被災地を社会全体で励まし、支えていこうとする動きは、ボランティア元年から約20年の時を経た現在、この国において社会的慣習になりつつあるのかもしれません。
 今年のシンポジウムでは兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の室崎益輝氏より、「災害の時代と大学、そしてボランティア」をテーマに基調講演を行っていただき、その後のパネルディスカッションでは、共働プラットホーム ボランティアコーディネーターの杉浦健氏にコーディネーターをお願いしております。以下、杉浦健氏から、室崎益輝氏の基調講演内容に触れながら、シンポジウム開催地である東北で行う本シンポジウムの意義を語っていただきました。

 「今、災害が起きているから、災害ボランティア」
そのようなボランティアも重要なことは言うまでもありませんが、災害が起きたからこそ、「長い過程」の活動へと多様に変化しながら、「災害」をテーマに展開していくボランティア活動が、災害ボランティアの在り方ではないでしょうか。もっといえば、当該地域に災害が起きていなくても、将来起こるかも知れない災害のために、今から入念な準備を進め、ときには他の場所で起きた災害支援活動に携わりながら研鑽を積んでいく、そんな活動が、災害ボランティアの柱かと考えております。
今回のシンポジウムでは、「応急段階(Response)」「復旧段階(Recovery)」「復興段階(Reconstraction、またはRevitalization)」だけではなく、必ず「予防段階(Reduction)」、つまり防災・減災にも触れてくださいという話をさせていただきました。防災・減災は直接被災しなくても、平素からやっておかなければいけない地域活動の一つです。しかし、災害を対岸の火事にさせないためにも、防災・減災活動は「災害ボランティア」にとって切っても切れない活動です。災害を体験したであれば、一層意識を高めておく必要があります。

 「減災は、被害を減らすことであり、被害の引き算をはかることである。その被害の引き算は、対策の足し算により達成される」「減災の足し算には時間の足し算がある。災害が起きた直後の緊急対応や応急対応だけでなく、起きる前の予防対応や起きた後の復興対応をしっかりやらなくてはならない」(室崎益輝、2018)

 発災から8年目を迎えようとしている東北は、まだまだ復興の過渡期ですが、震災の体験をバネに、これから起こり得る課題にどう立ち向かっていくのかを、それこそ今、その場にいる学生たち(発災当時は小学生でした)とディスカッションができれば、これから未来へ続く活動につながるのではないかと考えております。
 東北の8年間の経験を検証しながら、今の東北を語る(これは、過去に起きた阪神・淡路大震災や熊本地震やほかの多くの災害についても同じです)。それによって、まさに今、大きな課題を抱えている、直近に発災した数多くの災害で被災をした皆様、そして今も現場で災害ボランティアに携わっている学生たちへの活動のヒントになればと考えております。
 それが、今回のシンポジウム開催地である東北からできる一番大きな「災害ボランティア」のあるべきかたちなんじゃないかと。まさに、「創造的復興」「Build Back Better Than Before.」(※)です。

 (※)災害の発生後の復興段階において、次の災害発生に備えて、より災害に対して強靱な地域づくりを行うという考え方である。潜在的な災害リスクを削減するには、できるだけ災害リスクの低いところに住宅を作ることや、都市の構造そのものを強靱にしていく必要がある。(『防災白書』、2015)

 プログラム内容:12/15(土)メイン会場:東北学院大学 ホーイ記念館ホール(地階)
 10:50~11:00 挨拶 開会 松本 宣郎 (東北学院大学学長)
 11:00~12:00 セッション1 基調講演「災害の時代と大学、そしてボランティア」
 室崎 益輝氏(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 研究科長)
 12:00~13:00 休憩
 大学間連携災害ボランティアネットワーク参加大学の活動紹介パネル展示企画
 (ホーイ記念館 ホール(地階)のエントランスにて展示)
 13:00~14:30 セッション2 リレートーク 会場:ホーイ記念館 ホール(地階)
 ※大学間連携災害ボランティアネットワーク参加大学の学生ごとにボランティア活動紹介と課題を発表。
 14:30~14:40 休憩
 14:40~16:40 セッション3 パネルディスカッション「災害における学生ボランティアの意義」
 ※基調講演を受けてのパネルディスカッションになります。
 報告者:原田 素良氏(熊本学園大学学生団体「おひさまカフェ」所属学生)
 松浦 莉子氏(常葉大学ボランティアサークル・サンダーバード学生代表)
 惠良 友貴氏(中央大学ボランティアセンター公認学生団体「チームくまも と」所属学生)
 山本  賢氏(東北大学課外・ボランティア活動支援センター ボランティア支援学生スタッフSCRUM副代表)
 河原  颯 (東北学院大学災害ボランティアステーション学生スタッフ代表)
 コーディネーター:杉浦 健氏(共働プラットホーム ボランティアコーディネーター)
 16:40~16:50 挨拶 全体閉会 会場:ホーイ記念館 ホール(地階)
 伊鹿倉 正司(東北学院大学災害ボランティアステーション所長・同大学経済学部教授)
 17:00~19:00 学生間企画学生間ワークショップ 会場:ホーイ記念館2階H203教室
 コーディネーター:
 藤田 彩乃(東北学院大学災害ボランティアステーション学生スタッフ)
 引地 優太(東北学院大学災害ボランティアステーション学生スタッフ副代表)
 ※学生による学生対象のワークショップになります。一般の方でも聴講は可能です。
 [問合せ先]
 大学間連携災害ボランティアネットワーク事務局
 (東北学院大学災害ボランティアステーション事務局内)
 〒980-8511 仙台市青葉区土樋一丁目3-1
 東北学院大学 土樋キャンパス内 7号館2階725教室
 TEL:022-264-6521 FAX:022-264-6522
 MAIL:tgvolu@mail.tohoku-gakuin.ac.jp



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Posted by 飯野健二 at 19:05│Comments(0)防災
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