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2019年09月10日

【20190910台風15号災害情報・千葉県(その1)】



  【20190910台風15号災害情報】
 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク( JVOAD http://jvoad.jp/ )で、ご縁ができて、全国の災害情報の中で、情報をいただいている、上村貴広さんからです。千葉県の状況、全国放送では、少ない分、気になります。

 上村さんの、9/10(火)13時の facebook の投稿

 https://www.facebook.com/takahiro.kamimura.52/posts/10218466468760564

 午前中は、千葉県内の被害状況や対応状況を、県社協さんと共有しながら確認中。
 南房総エリアや、香取市などを含めて、停電・断水・通信環境悪化・道路障害・渋滞への対応が続けられています。
 また、被害報には入っていませんが、自らの倒木処理で高齢の方が亡くなる、千葉市美浜区の自宅で酸素吸入の「在宅酸素療法」を受けている60代女性が、停電の影響で吸入できなくなり低酸素で医療機関に搬送されたが重傷なども、報道されています。
 被害の全貌もなかなか明らかになっていません。

 上村さんの一つ前の投稿 9/10(火)、午前0時

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10218462175333231&set=a.2501041212926&type=3&theater

 【千葉県内の停電・断水等の状況】

 館山市や南房総市、停電や物流が途絶え、情報が入ってこない。そもそも、報道量が圧倒的に少ないという課題。

 鴨川市の大規模断水のその後も気になるところです。ほぼ、市域が停電の市町村も。その他、電柱の倒壊や建物被害も、かなりありそうですが、全体像がつかみにくい(報道もゴルフ練習場や太陽光発電などに偏る)。
病院の対応は、連絡がつかなかったところを、DMATの方が見に行ったりとありますが、在宅や高齢者・障がい者施設など、確認が進めばと思います。

 復旧見込みが明後日以降の市町村(9月9日22時34分現在の停電軒数):木更津市(約20,800軒)、君津市(約37700軒)、鋸南市(約5200軒)、富津市(約26200軒)、南房総市(約23000軒)

 また、千葉県内、00000JAPANで、無料wifi使えます。
 
  【別件】「地獄だ」「どうすれば」 その時、成田空港では何が起きていたのか
 https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakashinji/20190910-00141943/
 
 台風の影響で交通機関がまひし、1万人を超える人々が成田空港で足止めとなった。「地獄だ」「どうすればいいの」など悲痛な声が聞かれた現場に、筆者は偶然居合わせた。現場では何が起きていたのか。

 「陸の孤島」と化した成田空港
 9日午後4時半ごろ、筆者を乗せたシカゴ発のJAL便は、予定より遅れて成田空港に到着した。早く都内の宿で休みたい。そんなことを考えながらふとスマートフォンを見ると、知人からこんなメッセージが届いていた。
 「成田空港が陸の孤島と化しているようです」
 自動入国ゲートと税関を抜け、第2ターミナル到着ロビーに出る。そこには、大勢の人で混雑していた。スーツケースに座りスマホをいじっている人。床に寝転がっている人。インフォメーションの列に並んでいる人。表情は一様に疲れている。
 鉄道の切符売り場付近も、人であふれかえっていた。列に並ぶ人の顔ぶれを見ると、外国人の姿が目立つ。観光目的で来日した人も多いことだろう。小さな子供を連れた母親の姿もちらほら見られ、胸が痛む。
 そこで得られたのは、JRは終日運休、京成電鉄も運行を見合わせているという情報だった。鉄道をあきらめ、どうしようかと思案していたところ、準備が整い次第、一部のバスが運行を再開するとのアナウンスが聞こえてきた。急いでバス乗り場へ行くと、すでに長い長い列ができている。これではいつ乗れるか分からない。タクシー乗り場も同じような状況だった。そんな折、京成電鉄が成田空港からの運行を一部再開するとの情報が流れた。人々は乗り場に向かって動き出し、筆者もそれに呼応した。

 首都圏の「災害に対するぜい弱性」
 列に並んだまま2時間が過ぎた。数百メートルはあろうかという列に並んでいる間に、次々と国際線欠航のアナウンスがこだまする。乗組員が空港までたどりつけていないことなどが理由だという。飛行機の到着を知らせるアナウンスも次々と流れる。そして、人口密度が増していく。深刻度は増すばかりだ。
 2時間で列が進んだのは5メートルほど。並びながらも、何か代替案はないかと、成田エリアで利用可能なレンタカーやホテル、路線バスなどを検索したが全滅だった。前に並んでいた20代とみられる女性2人組は、腕時計に目をやり「これだけ待ってほとんど前に進んでないね…。もう家に帰りたいよ」と絶望した様子だった。周囲の人たちも「地獄だ」「どうすればいいの」などと口にしている。私も、同じ気持ちだった。
 水とクラッカーと配布するとのアナウンスが流れた。空港で夜を明かすことを覚悟した人たちが、空港の隅でごろりと横になっている。このまま朝を待つしかないのか。
 ふと、ツイッターで「成田空港」と検索すると、空路で成田空港外に退避したという人物の話を見つけた。急いで調べてみると、時間的に乗れそうな便を発見。すぐさま決済した。

 きわどいタイミングではあったが、飛行機にはなんとか間に合った。搭乗してシートベルトを締める。飛び立って数分後、「あっ」と思った。成田市、いや千葉県が広域にわたり真っ暗だ。遠くに見える東京のものであろう光があまりに明るく感じる。その対比が、首都圏の「災害に対するぜい弱性」を表しているようで、急に怖くなった。

 災害対策を「仕組み」としてつくる
 東京一極集中が叫ばれて久しい。これだけ人や情報が集まっている以上、完全なる是正は難しい局面に来ているようにも思える。しかしながら、東日本大震災がそうだったように、こうした環境下で大規模災害が発生すれば、都市機能は完全にまひする。それでも、時が過ぎれば人々の災害の記憶は薄れていく。
 ではどうすべきか。最終的にはやはり災害で交通がまひした際の対策を「仕組み」としてつくっておくほかにない。今回、混雑する人と車を見て、ライドシェアリングやタクシーの乗り合いが簡単にできる仕組みが必要だと感じた。また、鉄道が動かなければ空港の輸送機能が一気に低下するため、広域的にバスを融通し合うこともあってよいかもしれない。
 もちろん、これらの案は素人が考えたものであり、実現可能性は分からない。しかしながら、皆の記憶が薄れないうちに、取り組んでおくべき課題だと強く感じる。これからラグビーW杯や東京五輪も控えている。議論するなら、今だ。

 田中森士
 ライター・元新聞記者
 株式会社クマベイス代表取締役CEO/ライター。熊本市出身、熊本市在住。熊本県立水俣高校で常勤講師として勤務した後、産経新聞社に入社。神戸総局、松山支局、大阪本社社会部を経て退職し、コンテンツマーケティングの代理店「クマベイス」を創業した。熊本地震発生後は、執筆やイベント出演などを通し、被災地の課題を県内外に発信する。個人的なミッションは、誰もが「納得」した人生を歩める世界の実現。バックバッカー時代に培ったフットワークの軽さが取り柄。

夜の熱中症対策
https://tenki.jp/forecaster/r_anzai/2019/09/10/5904.html