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2019年11月01日

【2019台風19・21号支援(その14)】 李仁鉄さん、室崎益輝先生からなど



 【2019台風19・21号支援(その14)】 李仁鉄さん、室崎益輝先生からなど

 https://www.facebook.com/inchul.lee.1/posts/2720661121344940

 にいがた災害ボランティアネットワーク(NSVN)( https://www.facebook.com/NSVNWEB/ )の李仁鉄さんの facebook の投稿。

 




 被災地から
 (長いですが、シェアなどは歓迎です)
 昨日の夜は、東京で2つの報告会でした。前段は支援P主催で、企業人向けの企画。後段はJVOAD主催で広く関心のある方向け。
 (前段では冷静にお話しできず、失礼しました)
 そこでお話させていただいたのは、下記のスライドのような問い掛け(というか、個人的な感想)でした。「活動報告会」という場にはふさわしくなかったのかもしれませんが、どうしても訴えかけたかったのです。
 1)ボランティア「不足」ということへの違和感
 「不足」というからには「必要数」があるはずです。何に対しての「必要数」なのでしょうか?人工(にんく)計算でもしているのでしょうか?
もしそういう「必要」なのだとしたら、それはもうすでに、
 公助が担うべき領域なのではないでしょうか?ここで言っているボランティアとは、作業員のことを指しているのでしょうか?そうではない、と私は思います。
 確かに私たちがしている活動の内容は「泥を出している」のかもしれませんが、そこに、ボランティアでなくてはならない付加価値や大切にしたい価値観は、あるのでしょうか。
 私達ボランティアは、朝、ご依頼をいただいたお宅に伺った時「ありがとう」と言われることがあります。
これは
 「無償で作業してくれて、ありがとう」
ではなく
 「私のところに来てくれてありがとう」
 「私の『助けて』に応えてくれてありがとう」
 「将来への希望を、ありがとう」
ではないでしょうか?
  (だってまだ作業はしていないんですもん)
 言葉狩りは嫌いです。
 でも、言葉の背景に、どんな考えがあるかは丁寧に扱っていきたいと思います。ボランティアのためのボランティアセンターではないといわれます。確かにそうです。
 でも、そのことと同時に、ボランティアの篤い(熱い)思いに向き合えるボランティアセンターでもありたいとも思います。
 2)ボランティアや支援者を奪い合う論調への違和感
 「○○市よりも、△△町へ」
 私達がしなくてはならないことは、こういうことでしょうか?今ある『志』を奪い合うことではなく、まして動員することでもなく、です。 それに、この言葉の主語は誰なんだろうとも、思います。災害ボランティアセンターの「運営者」が主語になってしまっていませんか?
 私達は、ボランティアコーディネーターです。
 ①小さな勇気を後押しすること(ボラバスとか)
 ②丁寧に発信をして現場への理解を促すこと(広報とか)
 ③安心して活動できる環境を整えること(保険とか)
 ④受け入れの体制を作っていくこと(拠点整備とか)
 ⑤活動の資源を上手に組み合わせること(資源開発とか)
 ⑥関係する種々の間をつなぐこと(紹介や通訳とか)
 要は、いま必要としているのは、基本的なボランティアコーディネーションなのではないでしょうか?危機的な時だからこそ、そこは、考えながら走りたいと思います。そしてそれは、被災地の【災害ボランティアセンター】だけではなく、被災地ではない【ボランティアセンター】にもできることもあるはずです。
 原点こそが、闇夜のたいまつになると信じています。
 11月26日。福島県での初降雪の平年値です。
 9℃ / ー3℃。栃木県の12月の平均気温です。
 冬が来ます。
 一日も早く、被災した方々が安心して、温かく、健やかで、将来に希望が持てるくらしの回復をめざして。多くの思いを力にかえて、おつなぎする活動を、続けます。

  兵庫県立大学の室崎益輝先生の投稿

 https://www.facebook.com/y.murosaki/posts/2481647568744930

 「ボランティアが少ない」という報道について
 長野にいます。雨の中でも、多くのボランティアが、献身的に活動をされており、少しずつ、泥出しや、瓦礫の処理、避難所の改善などが、進んでいます。
 被災者のニーズにこたえるため、ボランティアと行政や地域コミュニティの連携だけでなく、自衛隊との連携も大きく進んで、ボランティア支援の「大きな進化」が確認できます。
 にも拘わらず、ニーズが顕在化している長野市の被災現場では、ボランティアが足りないという悲鳴が上がっています。当面の対応に、1日3000人といわないまでも1500人は必要だが、数百人が精いっぱいという状況にあります。
 同じ長野でも、ニーズが見えない現場、ニーズを見ようとしない現場も少なくありません。そうした現場では、ボランティアの姿を見ることができません。私が足を運んだ、須坂や佐久穂などでは、ボランティアの姿はほとんど、見られませんでした。
 栃木や宮城、福島などの被災地は、ニーズが天文学的で「ボランティア不足」が長野に比べ比較にならないほど、深刻で絶望的だという声が、現場に入っている仲間からも、報道機関からも聞こえてきます。
 見えないニーズはさておき、見えるニーズに対しては、支援が足りていないという認識を、行政や報道機関が持ってくれたことは、評価したいと思います。
 といって「ボランティアが足りない」といって、ボランティアに来ない若者などに責任を押し付けるのは間違っています。ニーズに応えるのは、第一義的に行政あるいは社会全体の責任です。
 行政が、公的組織はもとより民間組織を総動員して、ニーズにこたえるようにしなければならないはずです。ボランティアが足りないのではなく、「行政の努力が不十分で足りない、行政の責任が果たせていない」ので、ニーズが解消されないのです。
 何もかもボランティアに任せればいいという考え方を改めて、行政が責任をもって、技能を持った業者を総動員しても、事態の解決を図ることが欠かせません。
 それに加えて、ボランティアの確保を行政が責任をもって図らなければなりません。旅費や宿泊所の提供、ボランティア休暇の確立など、ボランティアに来てもらえるような環境づくりに、努める必要があります。

 以下、別件です。

 

 室崎先生の投稿から。

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2468643180045369&set=a.1445307612378936&type=3&theater

 減災復興研究科の被災地支援(その6)・・兵庫県の支援プロジェクトが動き始めます
 支援先は長野県に限定ですが、ボランティアの旅費と宿泊費が、支援されます。今回は、年齢制限がないようなので、年配者のグループも対象になります。
  申し込みは、ひょうごボランタリープラザに、28日からです。

 以下、別件です。

 JVOADの上村貴広さん( https://www.facebook.com/takahiro.kamimura.52 )の投稿。

 https://www.facebook.com/takahiro.kamimura.52/posts/10218896292785896

 

 【全国情報共有会議】台風19号等支援・拡大版
 全国域と最前線で活動されている方からの生の言葉。
 「◯◯が足りない」という、資源の奪い合いではなく、ボランタリーに行動する原点は何なのか。
 土砂災害で家から出られなかったおばあちゃんの活動後の「ありがとう」。
 その原点の確認(目線合わせ)と両輪の仕組みづくりを、現場に寄り添って作って行く。
 スマートサプライも情報共有会議もネットワークも限界が見えているなか、手段が目的化しない注意と現場からの吸い上げは急務に思います。


 以下、別件です。

 毎日新聞の記事から。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191031-00000105-mai-soci&fbclid=IwAR3EfIgUl2aFnJ-pUdGNYJTGbCYKpUnKRivDL2m6dx67LvjsIl1qKxnFALc

 台風19号など大雨被災地 広範囲に点在でボランティア足りず

  台風19号をはじめとする大雨は東日本の広範囲に被害を及ぼし、被災地からは「ボランティアが足りない」との声が上がっている。各地で災害ボランティアセンターの運営を担う全国社会福祉協議会(全社協)は多くのボランティアの協力を求めている地域をホームページ https://www.saigaivc.com/typhoon201919/ で紹介している。

 全社協によると、10月29日までに少なくとも約7万7000人が活動した。平日の人出は昨年7月の西日本豪雨と同じ規模だが、100を超える自治体がボランティアセンターを設置しており、1カ所あたりの人数が手薄になっている。
 現地で活動する団体によると、福島県いわき市では土砂が入った家が多く清掃や泥かきの支援を望む声が多いが、人手が足りない状況が続く。宮城県丸森町でも窓や玄関を泥に塞がれたままで手をつけられない家がある。
 全社協によると、31日午後6時現在、多くの協力を求めている地域は次の通り。岩手県宮古、釜石、久慈市、山田町、普代村▽宮城県石巻市、丸森町▽福島県いわき、郡山、南相馬市、川俣町▽栃木県栃木、佐野市▽千葉県長柄町▽長野市。参加には事前登録などが必要で、詳細は各地の災害ボランティアセンターのホームページで確認できる。【奥山はるな】

 




  


Posted by 飯野健二 at 17:24Comments(0)【2019台風19・21号】