2014年08月03日
あの日からもずっと、福島・渡利で子育てしています。
【あの日からもずっと、福島・渡利で子育てしています。】
佐藤秀樹著 かもがわ出版 http://goo.gl/lbXodS
震災当時のことや、悩みながらも、子育てを続けている佐藤さんの本です。
以下、引用です。
私たち家族や渡利地域の多くの保護者と子供たちは、「今」を大事にしながら生活しています。だからこそ、「子どもたちの浴びる放射線を少しでも少なく」「食べ物に気を使いながら」と努力や工夫をしながら、子どもたちが健やかにのびのびと育つようにと、できるだけ震災前の成果杖お取りもどそうとしているのです。そうした努力も、いつまで続けなければいけないのか、先は見えません。さらに、仮に子どもたちの健康に将来、30年先に影響が出るとしたら、私自身の生命がそれまで保たれているのかどうかわかりません。すなわち、私は一生、子どもたちがおとなになっても、「渡利で生活をするという決断が正しかったのかどうか」と悩みながら、心配を続けるということでもあります。
Posted by 飯野健二 at 10:03│Comments(0)
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