2011年05月31日
被災地・自宅避難者の現状1
岩手県遠野市から支援活動を続けている打越岳さんからの情報です。
http://homepage.mac.com/uchikoshi/detail.htm
被災地・自宅避難者の現状1
陸前高田市で被災し、現在は江刺市で避難生活をしている方からのメールを転載します。偽りのない被災地の現状です。
陸前高田の知人に会ったのですが、本人たちは自宅避難者(知人の家を借りて住んでいるそうです)で、毎日避難所に物資の配給を受けに行っているそうですが、1日の配給が1人につき米が茶碗1杯、レトルトカレーが2人で1個程度の時もめずらしくないそうです(避難所在住が優先で)。
実は私も平泉のボランティアの方々と主に自宅避難者を中心に物資の配給の手伝いをしていますが、まだそんな状態の人たちがいるのを知り愕然としました。。。
そのご夫婦は2人とも60歳を過ぎ、震災で長男を亡くし収入のあても無い状態で、今後の生活に大変不安を感じているとのことでした。
陸前高田市は仮設住宅に移った人たちには自立を促すために物資支援を6月10日で止めるとのことですが、若年・高齢を問わず収入の無い人たちは毎日の生活すらままならないという状況をどのように考えているのかと思います。
支援物資だけに頼りきりになって自立しようとしない人たちがいることは事実ですが、中には自立しなければならないと強く感じていても仕事が無いという現実に直面している人たちも大勢います。
打越先生もおっしゃっていましたが、これからが支援の正念場だと強く思っています。私にできることがありましたら遠慮なくおっしゃってください。江刺から遠野経由で物資の輸送なども喜んでお手伝いしますので。
Posted by 飯野健二 at 08:07│Comments(0)
│岩手県遠野市の支援グループ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。