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2018年02月01日

地域と教育をつなぐひとづくりに、一緒に取り組む人材募集【3days meetingのご案内】



地域と教育をつなぐひとづくりに、一緒に取り組む人材募集【3days meetingのご案内】

【徳島県神山町での人材募集】
 学部は違いますが、大学の後輩の森山円香さん( https://www.facebook.com/moriyama.madoka )からです。

 以下、森山さんの投稿です。

 **シェア希望**
 神山町で、地域と教育をつなぐひとづくりに一緒に取り組む人を募集します!
http://www.in-kamiyama.jp/diary/30844/

 保小中高連携、地域連携授業、国際交流、昨年から少しずつ形になってきましたが、来年度はさらにグンっと進みます。(進みたい!)
 「働く」と「暮らす」の重なりが大きいところだからこそ、お互いの相性を確かめる時間や機会が大事だと思っています。神山に滞在して様々な取り組みやそれらに関わる人たちに出会ってもらえたら。関心のある方へ届きますように、シェアにご協力いただけると幸いです!

 以下、神山日記帳( http://www.in-kamiyama.jp/diary )からです。

 http://www.in-kamiyama.jp/diary/30844/

 神山町では、将来世代が健やかに育っていける環境づくりを目指し、複数のプロジェクトが進んでいます。
 2017年からは、農業高校で新しい学校設定科目「神山創造学」が始まり、中高生対象の「国際交流プログラム」(オランダと)もスタートしました。さらに、神山で学びたい子が全国から集えるように、その住まいの整備(「多世代学習寮」の開発)も始まろうとしています。これらの動きをともに進め、〝地域と教育をつなぐひとづくり〟に力を重ね合えるメンバーを募集します。
 募集に際して私たち(神山つなぐ公社)が大事にしているのは、実際に来ていただき、神山の土や水に触れ、人に会い、まちの最新の状況も感じてもらいながら、一緒に食べ・語り合い、よい出会いを互いにあきらかにしてゆくことです。この求人に関心のある方は、3月上旬の3日間の滞在プログラムにぜひお越しください。

【概要】
 ・定員 12名程度
 ・参加費 5,000円
  *交通費・宿泊費・食費別途。宿泊費・食費は現地で各自精算です
   (1/30追記)
    参考:宿泊費 12,000円〜17,000円程度
       部屋のタイプにより金額が異なります。詳細は参加される方へご連絡します。
       食費 8,000円程度
 ・ファシリテーター 西村佳哲、杼谷学、森山円香、作田祥介ほか
 ・開催  2018年3月9日(金)〜3月11日(日)
 ・主催 神山つなぐ公社(TEL 050-2024-4700 担当:作田、森山)
 ・宿泊施設 WEEK神山

【申し込み方法】
 下記の申込フォームにアクセスの上、必要事項をご記入ください。
 *締切:2018年2月16日(金)
 ご応募多数の場合は選考を行い、2月21日(水)中に結果を連絡します。
 申込フォーム(外部リンク)
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerSdH7xEIbuNOB2z8nyaBMcb_l8jb5c3OlC-qb45MfXy-IJg/viewform
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 こんにちは、神山つなぐ公社で教育プロジェクトを担当している森山円香です。今回募集している仕事について、その背景とともにお伝えしたいと思います。少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。
 神山町は、徳島市から車で1時間弱の中山間地です。
 人口5500人ほどのまちは、人の顔がよく見えます。
 保育所2つ、小学校2つ、中学校1つに、農業高校が1つ。小さなコミュニティ、一学年20名足らずの環境で、子どもたちは複数の大人に見守られながら育っています。

 顔の見える範囲、手の届く範囲から
 少し自分のことを話しますと、私がこの町と関わりを持ったのは2年前のことです。
 当時、地域開発のコンサルティング・ファームに勤めており、町の創生戦略(のちの「まちを将来世代につなぐプロジェクト」)策定のお手伝いとして、月に1度、神山を訪れる生活を半年ほどしていました。その頃は、町役場の若手職員と地域住民とのワーキンググループが作られ、勉強会や話し合いを重ねているタイミングでした。その場に同席させてもらった時、「前に進んでいこう」とするエネルギーに満ちていてとても可能性を感じたことを覚えています。
 岡山の瀬戸内海側の田舎生まれの私は、自分の地域で毎年お祭りが一つずつ減っていくのをなんだか寂しい気持ちで見ていたので、神山の大人たちの動きがより眩しく見えたのかもしれません。
 その後、戦略を推進する地域公社を立ち上げることになり、自分自身もそこに携われたらと思い、神山つなぐ公社の設立と同時に、神山へ越してきました。
 学生時代には小さな離島へ半年間移り住んで、教育委員会や公営塾でインターンを経験し、神山に来る前は福岡で公教育の課題に取り組むNPOの地方支部を立ち上げて、学習支援や居場所づくりに取り組んでいました。
 生まれた地域環境や家庭環境によって、その人の可能性が制限されてしまわない社会を作りたい。そういった気持ちが自分の根底にあるようです。「地域」や「公教育」をキーワードに働いてきた経験から、神山つなぐ公社でも教育プロジェクトを担当することになりました。

 まちと共に育ちあう学校へ

 人口減少が進む中で、もし何も手を打たなければ、まちはどうなっていくのか。
 まず起こるのが高校の廃校。そして、公共交通の廃線、サテライトオフィスの撤退、医療や福祉などの行政サービスが縮小の一途を辿り、小・中学校もいずれ廃校になる。そんな「成り行きの未来」が、先の創生戦略の中で示されていました。
 そこで着目したのが、高校に関するプロジェクトです。
 全校生徒約90名の小さな農業高校は約70年前に開校され、当時はまちの農家の娘・息子たちが通う「まちの学校」でした。しかし時を経た現在、町外からの進学者が9割を占め、町内から進む子は1割に満たない学校になっていました。中学校を卒業した子たちはというと、バスなどで片道1時間ほどかけて町外の高校へ進学しています。
 このように、町内からの進学者が少なく、小中学校と異なって県の管轄である公立の高校は、地域の教育環境としてはやや隔絶した状態にあったと言えます。しかし高校としては、実習授業の教材としてまちの新しい宿泊施設の外構植栽工事を担うなど、「高校生たちをもっと地域に出して、実社会の中で育てていきたい」という思いを持っていて、地域との関係性をつなぎ直していこうという気運が高まっていました。
 「造園土木科」と「生活科」を持つ農業高校。造園技術や農業を学ぶ専門課程と、これから神山町が進める取り組みを掛け合わせた地域学のようなものができるのではないか、と互いの思いが一致したところから、一気に話が進み始めます。
 2017年からは学校設定科目として「神山創造学」を新設。高校生たちが、まちを形作る地形や自然環境、まちの現状や課題、そこに取り組む人たちの存在を実際に目で見て肌で感じ、その上で、自分たちにできることを考えたり、実際に行動に起こしてみる。そんな授業がはじまりました。
 私は外部講師として授業のコーディネートを担当しています。高校生たちにとって放課後に行きたい場所が増えていくといいなと思っていて、「この前、○○さんに会ったよー」といった声を聞くと、とても嬉しい気持ちになります。
1学期の様子、高校生たちの表情をぜひ覗いてみてください。

 神山創造学のはじまり(Youtube)
 https://www.youtube.com/watch?v=Jdvk05JAc30

 また、高校生たちがお弁当や加工品の開発、手入れの行き届かない田畑の手入れなど、地域づくりの取り組みにその一員として参画しています。

 高校生とつなぐ『神山の味』お弁当編(Youtube)
 https://www.youtube.com/watch?v=0iBtvvEomLc

 孫の手プロジェクト(Youtube)
 https://www.youtube.com/watch?v=7gAyMOSFiR4&feature=youtu.be
 
 授業内外での取り組みが、地域の景観を豊かにしたり、誰かの助けになっているということに、高校生たちも手応えを感じ始めている様子です。

 新しい寮のカタチ
 さらに今、こうした「ここでしか学べないこと」を、徳島県外の子たちも学べるように住まいの整備へ動き出しています。
 日本全国に学生寮はありますがその多くは高度経済成長期につくられており、時代背景から、できるだけ多人数の収容を意図した空間づくりが行われているように見えます。そうした従来型の寮ではなく、このまちの特性に合わせたものができないか、と考えています。
 例えば、全国から移り住んでくる若者、大学生や大学院生、海外からのアーティストなど、多様な人達がそれぞれの目的を持って入れ替わり立ち替わり訪れる。高校生にとってもそういった多様な生き方、暮らし方に触れながら、自分自身の社会との関わり方を模索できる生活環境になるといい。ならば多世代が居住するゲストハウスのような寮づくりを目指してはどうか。そんなことを考えてもいます。が、具体的な検討は今まさに進行中です。

 ソトとの交流を通してウチを再発見する
 また、2017年度から国際交流プロジェクトもスタートしました。最初の交流先は、まちのNPOが19年前から重ねてきたアーティスト・イン・レジデンスによる繋がりも多く、神山へ移り住んだアーティストもいるオランダ。まちの中高生たちが、海外への訪問や神山での受入を通して、改めて今自分たちのいる場所を再発見していきます。

(映像は近日公開!)

 まずは初年度の取り組みとして、訪問と受入を実現させたところです。やってみると可能性も課題もたくさん見えてきます。例えば受入プログラムではホームステイのほか、希望する日本の生徒たちと高校に宿泊する学校宿泊体験を行いました。学校宿泊があることで、ホームステイを受け入れることが難しい家庭や遠くから通ってきている子も参加することができ、交流の幅が広がりました。これは先生たちの理解があってこそ実現できたことですが、施設利用という意味でも高校の新たな可能性を感じています。

 まずは神山を訪れてみませんか?

・・・と、取り組みは多岐に渡るのですが、まちの将来世代である子どもたちが、様々な体験や関わり合いを通して、何かに挑戦したり、没頭したりできる。そんな、大人も子どもも健やかに育っていける環境づくりに、少しずつ取り組んでいければと思っています。

 今回、募集するメンバーと取り組みたい具体的な仕事は、以下の内容です。
 ・授業開発(地域連携授業の企画・調整)
 ・教育環境の広報(県外説明会の開催、パンフレット・webサイトの作成と運用、体験入学の企画と運営)
 ・寮づくり(基本計画の策定)
 ・国際交流(訪問・受入プログラムの企画と運営)

 神山つなぐ公社には、フルタイムで働く人もいれば、個人の仕事を持ちながら週3日勤務で働く人、東京と神山を週ごとに行き来している人もいます。その人に合った働き方を考慮した就労形態を、一緒に考えたいと思っています。
 例えばフルタイムの場合、給与は22万円/月以上(社会保険・労働保険を含む)。
神山での暮らしについては現地で(この3日間の中で)相談いただけます。子細についてはご事情を鑑みつつ、手当など個別に相談させてください。仕事のスタートは2018年4月以降となります(応相談)。
 手探りなことばかりですが、このページを読んでピンと来た方、〝人と自然や社会の関係性を豊かにする〟ことに関心があったり、中山間部における〝これからの営み方〟の実現に楽しんで取り組みたい方にお越しいただけたら幸いです。一緒に働きましょう。

【3days meetingの流れ】 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 ● 3/9(金)
  13時頃  集合/まちの散策時間
  18時   宿にチェックイン(WEEK神山)
  19時過ぎ 夕食、「神山の創生戦略の話」

 ● 3/10(土)
  8時30分頃〜12時頃 「神山の住まいづくりの話」「食育の話(フードハブ・プロジェクト)」
  昼食
  14~18時頃 ワークショップ
  19時頃 夕食、団欒

 ● 3/11(日)
  9〜12時頃 求人について
  昼食、語り合い 
  15時頃 解散

*上記はスケジュール案です。状況に応じ組み替える場合があります。あらかじめご了承ください。
*「まちの散策時間」は自由行動です。お薦めの場所をスタッフがご紹介します。
*初日の13時集合がお仕事等の都合でどうしても難しい方は、18時を目指してお集まりください。18時集合も難しい場合は、別途ご相談ください。(申込フォーム参照)

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問い合わせ先
神山つなぐ公社(担当:作田、森山)
TEL 050-2024-4700 
MAIL hitozukuri-recruit@tsunagu-local.jp  


Posted by 飯野健二 at 18:04Comments(0)森山円香