2019年10月07日
10/6(日)、セミコン福岡大会で、プレゼンしてきました。


10/6(日)、セミコン福岡大会で、プレゼンしてきました。
立石先生、コメンテーターの方、サポーターの皆様、オブザーバーの皆様、ありがとうございました。
同期の4人の皆様、井上俊朗さん、門司小世子さん、吉田博文さん、お疲れ様でした。
立石先生の作られたノウハウ、仕組みがとても凄く、また、盛り上げている方たちの雰囲気も、とても素晴らしかったです。
大変、勉強になりました。
22回ということは、年2回なので、福岡で、11年続いています。次は、来年の2020年4月26日(日)です。プレゼンの枠の内、4名は、昨日決まったので、残り3枠です。気になる方は、ぜひ、申し込みを。
http://personal-brand.jp/seminar-contest/semicon-top/
オブザーバーの方は、随時、募集中です。 http://personal-brand.jp/seminar-contest/fukuoka/
全国大会は、2020年2月1日(土)、京都で、開催されます。
http://personal-brand.jp/seminar-contest/2020/
地方大会の優勝者などが、7名に、絞られて発表します。
以下、私の発表内容です。
このような方になりきってセミナーを聞いて下さい。

災害ボランティア未経験者
60代の男性。災害ボランティアに関心はある。体力に自信がないので、まだ行くことができていない。

シニア向け「ゆるボラ」への一歩の踏み出し方 ”ありがとう”のボランティアアドバイザー 飯野健二
1.自己紹介
現在:福岡市の防災士の集まり、博多あんあんリーダー会の早良区の副支部長をしていてます。
その傍ら、朝倉市、日田市、広島市、呉市、久留米市、武雄市に、行ける時に、行ける範囲で、災害ボランティアに行っています。

また、全国災害ボランティア支援団体ネットワーク、JVOADの全国フォーラムなどに参加しています。全国の行政、社会福祉協議会、民間 企業、ボランティア団体などと、交流、情報交換をしていいます。
過去:私の災害ボランティアのスタートは、東北大震災の年、宮城県七ヶ浜です。
仙台市の近郊で、半島に、七つの浜があります。津波が、七つの浜全てに押し寄せたところです。

宿泊場所の丘の上から、歩いて降りると、一面に瓦礫の場所になります。
その瓦礫の中には、テレビ、冷蔵庫などがころがっているんですが、その中に、アンパンマンなどの人形も泥だらけで転がっています。
幸せな日常の空間が、一瞬にして、なくなってしまったわけです。
自然の脅威と自分の無力さに、ただ立ち尽くすのみでした。
実は、その時の無力さから、しばらく災害ボランティアから、離れていた時期があります。
自分の無力さから、何ができるのか、自問自答する日々でした。
たまたま、1年後に、東北で仕事が見つかり、東北に行って仕事をしては、福岡に戻るということを4年していました。
その間、宮城、福島、岩手などの10ヶ所以上に行っています。

お世話になった、南相馬市ボランティア活動センターでの言葉です。
「できる人が、できる時に、できる事をする。」
私が、なぜ、災害ボランティアを続けているのか?

七ヶ浜で、ほとんど何もできなかった悔しい思いへのやり直しです。
皆さん、何か、過去に悔しかった思いを清算してみたいと思ったことは、ありませんか?
あの時、ほとんど何もできなかった自分に、「今は、少しできているよ。」と声を掛けています。
「災害ボランティアに行く1歩のハードルを下げたい。」と考えています。
2.本日のゴール 無理をしない、「ゆるボラ」への第1歩。無理をしない、ことが大事なんです。

3.問題提起 災害ボランティアについて、どうお考えですか?
1日中、力仕事で、疲労困憊とか。

「自分が行って役に立てれるのか?体力に自身がない」などと、お考えの方もいるかと思います。
今日は、その不安を、少しでも、解消していただきたいです。
4、ノウハウ
被災地には、ボランティアセンターが作られます。
被災地での困っていることと、ボランティアの方たちとをつなげるところです。
皆さんは、初めて災害ボランティアに行くので、このボンティアセンターに行くと思います。
その受付で。
結構、バタバタしているんですが。

そこで、勇気を持って、「午前中のみ」と言って下さい。
大丈夫です。対応してくれます。
初めてのボランティアで、気分がハイになって、無理をしがちです。
午前も、午後もがんばって、疲労困憊になるよりも、午前中のみにすることが、大事です。
帰ることが可能な時は、そのまま帰ってもいいし、帰る時間まで、ボランティアセンターの休憩所なでで、過ごすことも可能だし、時間まで、ボランティアセンターの回りを歩いてもいいと思います。

この手書きのポスターは、佐賀県武雄市のボランティセンターのものです。

ボランティア同士、家主さんと、近所の方とたくさん話をして下さい。
この言葉に関して、全国の災害ボランティアの方、ボランティアコーディネーターの方など、16名の方に、ご意見をいただきました。
「ボランティア同士話をして、作業が進まないのでは?」
「家主さんが、話をする余裕があるのか?」
「話をしている間、休憩になってよい。」
など、賛否両論でした。

その中で、災害ボランティアのコーディネーターの方の言葉です。
「話をするのが苦手な人は、無理にしゃべらなくてもいいですよ。できるときに、できることを、できるようにやりましょう!」
素晴らしいと思います。
無理がない範囲で、被災地の方と、できるだけ交流して下さい。

東北の被災地のおばあちゃんの言葉です。
「災害ボランティアに、何回もきてもらって、大変ありがたいんだが、毎回『ありがとう』といい続けることが辛い。」
みなさん、心は、どこにあると思いますか?
「心は、人と人との関係の中にある。」という考え方あることを、東北で教えてもらいました。

お互いに「ありがとう。」と言える関係が、いい人間関係だと思います。
被災地の方といい関係を作って下さい。
ここでも、大事なことは、無理なく、ですよ。
私は、被災地の方と、お互いに「ありがとう」と言えるボランティアを目指しています。

5.まとめ まとめです。
「午前中のみ」をお願いする。
「よい関係をつくる事で、自分事に。」

最後に。
これは、福島市の花見山です。この近くで、1年半、お世話になりました。
この花見山、植木職人の方が、昭和30年代から、一人で始められた公園です。植木職人の方ですから、4月中順の、黄色の菜の花や、いろいろな色の花を一斉に咲かせて、この風景ができます。

お世話になった東北の方や、全国の被災地の方の、少しでも役に立つことがないかと、日々活動しています。
そこで、大事なことは、無理なく、できる範囲です。
ご清聴、ありがとうございました。
