2019年07月07日

【2019豪雨災害情報】全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)でご縁ができた、上村貴広さんから。

【2019豪雨災害情報】全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)でご縁ができた、上村貴広さんから。

 【2019豪雨災害情報】
 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)( http://jvoad.jp/ )でご縁ができた、上村貴広さん( https://www.facebook.com/takahiro.kamimura.52 )からです。

 以下、上村さんの7/7 01時30分現在の情報。

 上村@災害情報支援ポータルです。
先月下旬からの・ 梅雨前線の活発化等による、九州など西日本を中心とする大雨について、被害状況等のまとめです。降り始め(6/28)からの総降水量が1000ミリを超えるところも出た。
九州南部・奄美地方では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、九州南部地方では5日朝まで、奄美地方では6日にかけて土砂災害への警戒が呼びかけられている。
被害状況は、鹿児島県内で土砂崩れによる2人が死亡。いずれの70代以上の高齢女性。浸水被害は、鹿児島県霧島市、いちき串木野市などで、内水氾濫や河川の堤防決壊により住家への被害がでている。また、宮崎県都城市でも内水氾濫があり、73棟の住家への浸水被害がでている。

避難行動について、レベル別運用が始まったあとの、行政からの避難情報の流し方・タイミングや、過疎地における高齢者の現実的な避難方法など、課題も多く指摘された豪雨であった。

【被害情報】
※詳細は、添付の被害状況等マップをご参照ください。
・人的被害:死者2名、軽傷5名
・住家被害:235棟;全壊4棟、半壊4棟、一部破損11棟、床上浸水54棟、床下浸水162棟。
この他、床上・床下浸水計73棟(都城市)が確認された(5日午後の時点で、床上浸水が13棟、床下浸水が60棟、内水氾濫)

<人的被害>
死亡
・鹿児島県本城町:1名(70代女性、崖崩れにより平屋の民家が全壊。70代の女性が土砂に埋もれたが、救助。搬送先の病院で死亡が確認された)
・鹿児島県曽於市:1名(80代女性。大雨の被害を確認していた消防団員が家屋の倒壊に気づいて警察に通報。消防、自衛隊などの捜索により発見されたが、現場の医師により死亡が確認された)
<住家被害>
・鹿児島県霧島市隼人町(姫城、東郷地区):内水氾濫による浸水被害は、床上・床下あわせて76棟
・鹿児島県いちき串木野市:大里川の2か所の決壊した堤防では、応急措置を実施
・宮崎県都城市:市内を流れる大淀川近くの少なくとも10地区で、内水氾濫により住宅が浸水。少なくとも73棟の床上・床下浸水が確認された。

【現地の状況】
・「九州南部豪雨調査レポート」(2019/07/05 災害NGO結)
http://ngoyui.com/archives/2394

【専門家の見解】
<鹿児島県曽於市の土砂災害(死者1名)>
・『高齢者死亡の土砂災害 “通常崩れにくい斜面上部から崩壊”』(2019/07/05 18:11 NHK)
『高齢者1人が死亡した鹿児島県曽於市の土砂災害現場を専門家が調べた結果、通常は崩れにくい斜面の上部から崩壊が起き、被害の拡大につながったことがわかりました。専門家は、長期間雨が降り続いた影響だと指摘しています。
5日、県の担当者と調査を行った鹿児島大学の地頭薗隆教授によりますと、今回の現場は過去の噴火でできた「シラス台地」が浸食されてできた谷の上流にあたり、鹿児島県内では広く見られる地形だということです。
崩壊した斜面の幅は13メートルから16メートル、高さはおよそ20メートルと規模はそこまで大きくないものの、崩壊は傾斜のある中腹ではなく、比較的緩やかな上部から一気に崩れていました。
その結果、土砂が塊のようになって1度に押し寄せ、破壊力が増したとみています。
曽於市では先月28日からの総雨量が814.5ミリに達する記録的な大雨になっていますが、地頭薗教授はこうした斜面の上部からの崩壊は短時間の雨ではなく、今回のような長期間の雨で引き起こされた可能性が高いと指摘しています。
地頭薗教授は「めったに起こらないタイプの崩壊だ。今回のような大雨では、ふだん注意しないような場所まで壊れると認識してほしい」と話しています』

【防災】
<避難行動>
・『[中継]女性が死亡 曽於市の現場は【4日18時15分現在】』(2019/07/04 19:56 KKB)
「過疎化が進む山間地の地域ではほかにも例があるかもしれませんが、山下さんは夫に先立たれ、携帯電話もそして車も持たないひとり暮らしだったということです。
 そんな中で、大雨が降るなか、このような傾斜のある砂利道を85歳の女性が上がるのはおそらく不可能だと感じます。土砂が崩れたと思われる当時は曽於市には大雨警戒レベルの4にあたる避難勧告が出ていました。
 また、地域同士で声を掛け合って避難しましょうなどとも呼びかけましたが、ただ、高齢者が多いこのような地域で全員が情報を入手し、スムーズに避難するということが容易ではなかったことも考えられます。
 過疎化が進み、自ら避難をすることも簡単ではない高齢者の命をどのように守るのか?今回のことを教訓にして、有効な対策をどう講じていくのかという課題が突きつけられたように感じます」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00010000-kkbv-l46

・『山から離れた部屋に移り 土砂崩れ免れる 鹿児島 南さつま』(2019/07/04 18:41 NHK)
『鹿児島県南さつま市では、土砂災害に警戒して裏山から離れた部屋で過ごしたため、土砂崩れに巻き込まれるのを逃れた女性がいました。

南さつま市大浦町に住む福元和子さんは、山の近くにある平屋建ての住宅に住んでいます。
3日は山の斜面が崩れないか不安もありましたが、大雨の中、避難所まで移動するのが怖いと感じ、家の中にいました。
ふだん使っている寝室は山に近い側にありましたが、3日は土砂災害に警戒してできるだけ山から離れた部屋で過ごすようにしていました。
そして、友人と電話していた午後7時半ごろ、突然、「ガシャ」という音がして、土砂が壁を突き破って家の中に入ってきました。
土砂は部屋の中の家具を押し流して、食器が辺り一面に散乱するなどしましたが、福元さんがいた部屋までは来なかったため、けがもなく助かりました。
福元さんは「裏が斜面になっているので崩れるかもしれないと、山とは反対側の部屋で過ごすようにしていました。友達と電話をしていたら急に土砂が入ってきたのでびっくりしました。いつもと同じ場所で寝ていたら巻き込まれていたかもしれないです」と話していました』

以上


災害情報支援ポータル 代表 http://saigaiinfo.jp/
浦安市災害ボランティアセンター(浦安市社会福祉協議会)専門スタッフ
愛媛県地域支え合いセンター アドバイザー
TEAM防災ジャパン お世話係(関東担当)
特定非営利活動法人 神奈川災害ボランティアネットワーク 会員
日本災害情報学会 会員

上村貴広(かみむら たかひろ)



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